チラ裏からこんにちは

”チラシの裏”に書くぐらいの、でも誰かに伝えたい日常などを綴るブログ

謹賀新年&「深夜廻」クリア

謹賀新年🎍

こんにちは、明けましておめでとうございます!

 

今日は七草粥を食べる日ですね〜、もう皆さんのご家庭には七草あるのでしょうか?

バイオハザード的には緑ハーブといったところか・・・ただそれだけw

 

今日は、”夜廻”に続くゲームタイトル”深夜廻”をクリアしたので、その感想などをまとめようかと。

 

注意:今回の感想などには、ネタバレ要素も含みますので、未プレイなどの方はお気をつけください。

 

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・・・改めて、無事に”深夜廻”をクリア出来ました。

年末年始にめっちゃ集中して取り組んだら、かなりいいペースで進められました。

トータルのプレイ時間は10〜15時間かな?時間的には程よいのではないかと思います。

 

もし、夜廻などご存知でない方は、こちらのWebサイトを是非どうぞ。

nippon1.jp

 

プレイした感想としては、「夜廻より難しいかも」という点と、「内容が衝撃的だった」という2点です。

 

最初に、「夜廻より難しいかも」という点について。

これは、操作性とかというより「敵キャラが増えた」というのと「より謎解き要素が強まった」という印象が深く残っています。

敵キャラについては、夜廻から引き続き登場しているものもいれば、攻撃はしてこないが操作キャラの邪魔をしてくるような敵(そもそも敵なのか?)がいたり、見つかればほぼゲームオーバーみたいな敵が新たに投入されていたように感じます。

ちなみに、邪魔してくる敵に操作を妨害されている間に、他の敵にやられてゲームオーバーとかあったりするので、何やかんやで”あしらい方”を覚えておかなければいけないな、とプレイ中には思いました。

 

一番苦労して、尚且つ「こりゃ面白い」と思ったのは、上述にある”見つかればほぼゲームオーバーの敵”から逃げる方法。

序盤ステージをある程度進めると、「としょかんへいこう」(本当にひらがなで表示されるんですよ)という行動目的が指示されます。

この図書館へ行くと、掲示板などに「としょしつではしずかに!」という注意書きを読むことができるんです。私は最初、「図書館だからそういうメッセージを盛り込んだだけだろうな」と考えていました。

図書館の中を進んでいくと、やはり敵(お化け)が等間隔に鎮座していました。私は”ダッシュ”で駆け抜けて通ろうとしましたが、捕まってしまいゲームオーバー。

敵の気を引く武器(石ころなど)が使えるものの、それでも終盤にいる敵に捕まってまたゲームオーバー。

 

ここでどうしたものかと悩んでいるときに、「としょかんではしずかに!」というメッセージを思い出したのです。

もうアハ体験ばりの衝撃が脳にきましたね、「そうか、あのメッセージは捕まれない為のものか!」と。

そうして”歩き”で、敵の当たり判定(見つかるor攻撃される)に入らないエリアを通ると、なんと無事にその図書室の一角をクリアすることが出来たのです。

これ以降、「掲示板や書籍、新聞紙など読める情報は全て重要なヒント」と捉えて、ステージを進めていきました。これは夜廻でもあったものの、これほどの重要性があったのは深夜廻の方が強いのではないかと思います。

 

 

次に、「内容が衝撃的だった」という点について。

深夜廻は、最初からプレイするとチュートリアル的シーンから始まります。

ユイハルという小学生ぐらいの女の子二人が画面に登場し、最初はユイという子を操作します。二人は一緒に行動していたけど、橋が崩落してユイとハルは離れ離れになってしまいます。

そして、まだまだチュートリアルがある中、ユイを操作していきます。

辿り着いたのは、大樹の近くに小さな木箱。その木箱を操作するよう促されるので、持ち上げて大樹の近くへ持っていきます。

そうすると、そこでこちらから操作は何もできなくなり、画面上には木箱の上に登るユイ。

その大樹に括り付けられたロープ・・・これは後に、ユイが飼っていたワンちゃんのリードと分かるのですが・・・そこに、首をくくってしまうのです。

 

リードから力なくぶら下がっているユイ、まだ小学生ほどの女の子がそれほどまでのことをするのか・・・と、プレイ序盤からショックでめまいがしました。

 

一通りプレイして分かりましたが、ユイは親友であるハルが違う街へ引っ越してしまうことに、ひどくショックを受けていたのです。

家庭環境が良いとは言えないユイにとって、ハルはたった一人の大切な存在で、その引越しの話に加えて同様に大切だったワンちゃんの死が、ユイの幼心に計り知れない傷を負わせていたのでしょう。

絶望の淵に立たされた女の子は、その苦しみから解放されるために、そのような行動を選んだのです。

 

このシーンは、ゲームの終盤(エンディング分岐)の時に、ハル操作時においても現れます。

 

この世に存在しないユイは、ハルと直接お話ができない代わりに、メモを残すことで「文書を通じてお話する」という手段を取っていました。

そのメモなどから、「ユイは自分(ハル)のせいで”あんなこと”をしてしまったんだ」と自責の念に駆られてしまいます。そのことは、日記に「わたしのせいだ」と書き綴っていることからも窺えます。

ここで、エンディング分岐についてですが・・・ハルが、ユイがなくなってしまった場所を目指して進むと、ゲーム序盤のチュートリアルが何故かまた始まります。

そうして、その指示通りに従うと・・・木箱を大樹の近くへ動かしたハルは、同じリードの輪っかに首を通し、力なくうなだれてしまいます。こちらはバッドエンディング。

 

グッドエンディング(トゥルーエンド)は、最後の最後とも言えよう大ボスと戦います。

その戦いに勝てば、ユイを助けられる・・・はずだったのですが、ユイは凶暴なお化けとしての姿を現し、ハルに「お願いだから行かないで、一緒にいよう」と左腕を赤い糸で縛り、動けないようにします。

ここで、選択肢が現れ「糸を切る?」という質問に”はい”か”いいえ”で答える。”はい”を選んで糸を切るも、その赤い糸はすぐに元通り。何回切っても復活します。

この選択肢で、”いいえ”を選んだあと、「・・・切る?」とただそれだけの質問が出ます。これに”はい”と答えておきます。

ここで、ハルが反論し、「もうこんなことやめよう!私はそんなユイ嫌だよ!」と言います。

 

そうすると、ボスキャラの一つである”コトワリさま”というハサミ(裁ち鋏)をモチーフにしたお化けが登場します。

このお化けは縁切りの神社に祀られているというもので、このラスボス前に神社で戦った後に読める絵馬には、「あの人と会いたくない」といった内容のものが書かれていたりします。

 

そのコトワリさまが左腕を縛られた状態のハルの前に現れます。

そして次の瞬間、ハルに向かって猛スピードで移動してきます。

 

ハルの願い通り、コトワリさまによって「切られ」ました。赤い糸で縛られていたハルの左腕が。

ライトを握った状態でコトワリさまの目の前に転がる、ハルの左腕。

ハルは顔をうつ伏せたまま、力ない足取りでゆっくり出口へと進みます。しかし、歩くたびに画面は徐々に赤くなってゆき、最後は前のめりに転んでしまったところで、画面は暗転します。

この後、凶暴なお化けでない状態のユイが現れ、倒れたハルを街の通りまで右手を取って一緒に歩いて行きます。

 

最後にクリアデータをセーブするか聞かれるので、選択肢を選んだあと、クリアという形です。

 

私は、ハルが下した最後の決断に非常に驚きました。

自分の左腕が犠牲になることを知っていたのか否か、知る由もないものの、もし自分の左腕を犠牲にすることで、大切な友達・・・ユイが救われるとすれば、それは正しい決断だったのかな、と今でも考え込んでしまいます。

しかしそれと同時に、「小学生ぐらいの子に、こんなつらくて苦しい決断を求めるのか・・・」とも思いました。ホラーゲームとはいえ、あまりに”重い内容”だったので、そう感じてしまったのですが・・・既にプレイされた方々は、どのようにお思いでしょうか。

 

 

今回の”深夜廻”は、「クリアできてよかった〜」というより、「ユイとハルは、本当にこれでよかったのだろうか・・・」と色々思いを巡らせてしまう感じです。

私がまだまだホラゲーに精通していないからかもしれませんが、今回のタイトルは衝撃が強かったです。この感じは”返校 -Detention-”に似たものがありましたね。

 

今日はかなり長文になってしまった上、ネタバレ要素もかなり多かったかと思います。

ただ、もしこの記事を読んで興味を持って頂けたなら、それはある意味本望でもあります。恐らく、この”深夜廻”というゲームは、様々な解釈や考察ができるタイトルだと思いますから。