チラ裏からこんにちは

”チラシの裏”に書くぐらいの、でも誰かに伝えたい日常などを綴るブログ

電動キックボードの存在意義

こんばんは、金木犀の香りが心地良くてたまらないですね〜🌿

 

今日は、以前から気になっていた”電動キックボード”の交通事情などについて、考察してみようと思います。

 

2022/10/17現在、Yahoo!Japanさんがトップページに掲載したニュースに、思わず目が留まりました。

news.yahoo.co.jp

 

首都圏の観光地などをメインに、新たな移動手段として登場した電動キックボード。

その一企業である株式会社Luupが、この乗り物による死亡事故という事例を受けてより交通安全性を意識したアプリの運用方法などを提示している。

 

まず、私は電動キックボードという乗り物に対しては「賛成」というポジションを取っています。

理由としては、”観光産業など地域活性化への貢献を図れるのでは”という点が一つ挙げられます。

レンタカーともレンタルサイクルとも異なった、目新しい移動手段はそれ自体が”観光名所”になると考えます。それがきっかけで様々な場所へ訪れて飲食や観光を楽しんでもらえれば、その経済効果の高さは決して少なくないでしょう。

むしろ、昨今のウィズコロナ時代を省みると、鉄道など3密を気にされる方にとってはその点からも魅力的に映る乗り物だと考えます。

 

なので、私は”地域への経済効果の高さなどを考慮すると、電動キックボードは有益な乗り物である”と考えます。

 

 

ただし、その反対を蔑ろにしている訳ではありません。

 

例えば、乗車姿勢や運転操作のテクニックといった点では、場合によっては人を選ぶのではないかと感じています。

これは周りで乗車されている方を見かけて感じたのですが、あの乗車姿勢で20km/h近く出そうとしたら、やっぱり体がブレる方もいるなという点です。自転車のように”跨って乗るスタイル”と異なるそれは、最初のうちはちょっと大変かもと思いました。

ただ、15km/hとかでゆったりクルージングしたりであればそこまで懸念しないでもいいかとも思いました。

 

後は、交通法規でしょうか。

レンタルによる電動キックボードでは、レンタル企業への免許証提示が求められているので、全く交通ルールを知らない・・・ということはないでしょう。というより”原付に乗車可能な運転免許証”が法的に求められているので、大丈夫だとは思うのです。

ただ、例えば原付(や自転車)特有のルールである”二段階右折”などに慣れていない方がいたとしたら、もしかしたら知らずに交通違反を犯している・・・ということがあるのではと危惧します。

軽微な違反による切符を自分が切られる分にはともかく、その”たまたまルールを忘れていた”などで重大な事故が発生しないかとは、これも正直思います。自動車に乗られている方でも、例えば地方にレンタカーで出かけたら「こんな看板(標識)あったっけ?」という経験があったことはないでしょうか?あってはいけないにしても、ご自身の住う地域にない標識や標示は、時に抜けてしまうかと思います。

この点については、やはり”交通ルールの復習”に尽きるのでしょう。「あの乗り物は邪魔だ」とかお互いを邪険にするのでなく、お互いが安全に通行できる意識を持つことが非常に肝要ですよね。

 

お互いが「自分が、自分が・・・」と煽ったりなんだりしていたら、結局事故ってお互いが損するわけですから、それほど無駄な時間・お金ってないですよね。

事故らずお家に帰って家族や自分の時間を過ごしたり、事故らず浮いたお金・・・って表現も変ですが、余計な支出にならなかった分は車や自転車のパーツ代にしたりとか。

安全運転するだけで、人生のメリットで想像以上に大きいと思いませんか。

 

 

そして、その話は記事冒頭でご紹介した電動キックボードにおける飲酒運転防止の件にもつながりますね。やはり、無駄な時間やお金、そして悲しい思いをしないためにも上記の交通法規の話は重要ですね。

ただ、この項目はその人自身の”交通ルール以外の倫理観”みたいなものも関わってくるのではないかと考えるので、その面からも何かしらの指導などが必要なのかもと思います。すみませんが、その具体的手段が何なのかは、私には思いつきませんでした。強いて言うならば、免許センターでの”交通違反者向けの講習2時間コース”みたいなエグいビデオで勉強する、ぐらいでしょうか。

 

電動キックボードという新しいスタイルの乗り物の登場は、私は「面白そうだな〜」と初めに感じました。

その後に感じたのは、「反対意見の多さ」でしたが、私はそこで「今後、状況を顧みて法整備をしていけば良いのでは?」ということでした。だって、初めてのものをいきなりあれダメ、これダメで縛っていたら電動キックボードとしての利便性などが著しく損なわれるでしょう。交通事故などについても、本来は起きないのがベストです。それでも、日々あちらこちらで事故は起きています。誰がどうとは言いませんが、免許返納や逆走というキーワードはここ数年ホットワードであると感じています。新聞やテレビ、ネットニュースでも未だ見かけますよね?

電動キックボードだけが悪者ではないのです、その他の原動機が付くもの、そうでないものもどう扱われるべきかは日々議論すべきなのです。その辺りは法律を作る方達や、裁判所に委ねるとします。

 

あとは、現場に立つ警察官の方々の意見なども貴重ですよね。

交通事故だけでなく、交通違反の取締りをしている方達ならば”現場の声”や、「違反ではないけど、これは危ないな」という肌身で感じるものがあるでしょうから、そういった情報を法整備に向けてどんどん昇華していくことが、現状の急務ではないかと考えます。

そして将来的には、昇華された情報をベースに交通法規に長けた有識者などが集まって、実際の法律をどうすべきか議論すればいいと思います。

 

 

今回はちょっと熱くなってしまいました。

自動車にしても自転車にしても、電動キックボードにしてもどうせ乗るなら楽しく乗りたいじゃないですか。業務で乗っているから・・・という方も、できれば事故を起こして減給などという事態は避けたいですよね。

今後も電動キックボード事情に注目しつつ、気配りと安全第一の運転を心がけたいとより一層思いました。